有限会社ユー・ティー・エルは、Javaと.NETに対応するマルチアプリケーションサーバーの最新版「uniServer ver.1.04 for java」を12月24日より発売した。価格は個別見積もり。
uniServerでは通信をXMLで行うため、Javaや.NETなどのクライアント側アプリケーションの開発言語を選ばない点が特徴。このため通常のJ2EEアプリケーションサーバーではEJBコンテナが必須となるが、uniServerでは通常のJavaクラスを軽量コンテナとして用いることも可能となる。さらに同社では、JavaビジネスロジッククラスをJava、.NETと統合して、開発や運用、保守管理を行えるとしている。
最新版となるver.1.04では、業務データベース処理クラスの生成ツールである「LowSubsツール」を強化し、処理モジュールをクライアント側、サーバー側のどちらにも配備可能となった。このため、Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベースからなる3階層アプリケーションを、クライアント/サーバー型の2階層アプリケーションへと柔軟に再構成できる。
これにより、システムごとの状況に合わせてクライアント側に負荷を分散することもでき、また例えばC/S型の2階層で開発を行い、3階層型のシステムとして導入、運用できるため、開発やサポートのコストを削減できる。
このほかモジュールへリモートアクセスを行うためのクラスを自動生成できる「UniClientDevツール」も新たに標準装備している。
■ URL
有限会社ユー・ティー・エル
http://www.utl.co.jp/
uniServer
http://devpe.utl.co.jp/uniServer/
( 岩崎 宰守 )
2004/12/27 13:37
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