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pcAnywhere 11.5
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株式会社シマンテックは1月13日、セキュリティ機能を追加し、対応プラットフォームを拡充したリモートアクセスソフトウェアの最新版「pcAnywhere 11.5」を発表した。ライセンス版は1月20日より提供し、パッケージ販売は1月21日より行う。価格は10~24ライセンスを購入の場合で、ホスト側のみで7,400円、ホストとリモートを含むコンプリート版が12,800円。パッケージではホスト版が11,340円、コンプリート版が17,640円。
pcAnywhereは、ファイル転送機能や管理ツールを備えたリモートアクセスソフト。新バージョンでは従来のWindowsに加え、Linuxでのホスト/リモートと、Pocket PCによるリモートアクセスをサポートした。これにより、プラットフォームをまたいで共通インターフェイスでのアクセスが可能となった。
さらにWebブラウザからWindowsとLinuxのpcAnywhereホストを管理できる「pcAnywhere Web Remote」、新規接続PCへの接続を容易に設定できる「ezConnectウィザード」、接続状態によりパフォーマンスを自動調整する帯域幅自動感知機能などの機能も追加した。またホストアドレスブロッキング、デフォルトでのログイン情報暗号化、256ビット鍵長のAES暗号化通信といったセキュリティ機能も新たに搭載している。
このほかホストカンファレンス機能も強化し、複数のリモートから単一のpcAnywhereホストへ同時接続可能になった。またビデオ性能の強化、ユーザーインターフェイスの改良もなされており、シマンテックでは、複数OSを扱うヘルプデスク、サーバーサポートの問題解決をより迅速化するとしている。
対応OSはWindows 98/98 SE/Me/NT 4.0 SP6a/2000 SP4/XP SP2、Red Hat Linux 9.0、Red Hat Enterprise Linux WS/ES 3.0、SUSE LINUX Professional 9.0/Enterprise Server 8.0で、LinuxではKDEまたはGNOMEが必要となる。pcAnywhere Web RemoteについてはJava 2 Runtime Environment 1.4.2以上に対応するWebブラウザでの動作をサポートする。PDA用の「pcAnywhere Mobile」はWindows Mobile 2003 for Pocket PCに対応している。
■ URL
株式会社シマンテック
http://www.symantec.co.jp/
ニュースリリース
http://www.symantec.com/region/jp/news/year05/050113.html
pcAnywhere
http://www.symantec.com/region/jp/products/pca/
( 岩崎 宰守 )
2005/01/13 13:52
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