Enterprise Watch
最新ニュース

エンカレッジ、リモートメンテナンスの内容を動画で記録できるソフト


 エンカレッジ・テクノロジ株式会社は1月25日、リモートメンテナンス操作の記録・監査を行うソフトウェア「Remote Access Auditor」を発表した。

 Remote Access Auditorは、リモートメンテナンスで行われたすべての操作内容を画面操作も含めて記録するソフトウェア。同ソフトウェアをWindows XP搭載PCにインストールすることで、そのPCでログインしてからログオフするまでの操作内容が記録される。利用者は、同ソフトウェアを搭載したPCより各種システムを操作することで、操作結果が記録されるというもの。保存された操作記録の中から疑わしい操作が行われた箇所を検索し、前後の画面操作を動画像で再現することにより、正確な監査が行える。これにより、情報漏えいが発生した場合に速やかに漏えい経路の特定が可能。同社では、最近問題となっている内部関係者による情報漏えい対策に有効としている。

 Remote Access Auditorは、リモートアクセスを行うシステムではなく別のPCに設置するため、操作端末側にソフトウェアをインストールしなくて済むのが特徴。記録可能な情報は、操作画面の動画像、画面に表示される文字列、キーボードの入力パターン、プロセスの起動、ポートのオープン、リムーバブルディスク・USBデバイスの追加、ファイルアクセス。記録された情報は、ビデオデッキと似た操作性で再生が可能。また、検索機能により、漏えい経路の特定なども行える。

 価格は1ライセンス120万円(税別)。同社では、初年度3億円の販売を目標としている。



URL
  エンカレッジ・テクノロジ株式会社
  http://www.et-x.jp/
  プレスリリース
  http://www.et-x.jp/modules/news/article.php?storyid=17


( 福浦 一広 )
2005/01/25 11:45

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.