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Visual Studio 2005の製品ラインアップ
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Visual Studio 2005 Team Systemの製品アーキテクチャ
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MSDNサブスクリプションとVS 2005の新SAライセンス形態の対応関係
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マイクロソフト株式会社は1月27日、Visual Studio 2005 Team Systemの提供形態に関するプレス向け説明会を開催した。
Visual Studio 2005 Team Systemは、Visual Studio 2005 Express、Visual Studio 2005 Standard Edition、Visual Studio 2005 Professional Editionの上位版となる製品。これまで開発者向けの位置づけだったVisual Studioだが、2005年中に提供予定のVisual Studio 2005より、多くの役割を持つ人々がかかわる大規模ソフトウェア開発のプロセス全体を効率化する製品と位置づけられている。
そしてこれまで構成要素として紹介されてきた、アプリケーションの設計を担当するアーキテクト向けのTeam Architect Edition、コード開発者向けのTeam Developer Edition、テスト担当者向けのTeam Test Edition、これらのプラットフォームとしてリポジトリを一元管理するTeam Foundationの4つの製品について、スイートとしてだけでなく、それぞれ個別にも発売されることが明らかになった。またTeam Foundationについては、データを管理するSQL Server 2005の限定版を含むライセンスもあわせて提供される。
また、これまでVisual Studioは、通常ライセンスは単独製品として、一方、期間内の無償バージョンアップ権などが付属するソフトウェアアシュアランス(以下、SA)は、OSやOffice System、Windows Server Systemの各製品、さらにライブラリといった開発用ソフトウェアや技術情報を提供するMSDNサブスクリプションの一部として提供されていた。
マイクロソフトではVisual Studio 2005の提供にあわせて、SAをMSDNサブスクリプションから分離し、新たにVisual Studio 2005 Team Systemの製品ラインに基づいた「Visual Studio Software Assurance」として提供を行う。Visual Studio 2005 Team Systemの各EditionのSA価格は、従来のMSDNユニバーサルのサブスクリプション更新価格と同一になる予定。
なおVisual StudioのSAを含むMSDNサブスクリプションのうち、MSDNエンタープライズについてはTeam Developer SAへ無償で移行できる。またMSDNユニバーサルについては、Team Architect、Team Developer、Team TestいずれかのSAへ移行できるほか、特別料金を追加することでTeam Suite SAへのアップグレードも可能となる。なおMSDNプロフェッショナルについての対応は現時点では未定だが、差額を支払うことでMSDNユニバーサルへ移行できるステップアップグレードの提供がすでに発表されている。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2177
Visual Studio 2005 Team System
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/teamsystem/
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( 岩崎 宰守 )
2005/01/27 19:02
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