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ウイルス感染や個人情報漏えいを対象としたサーバー向け保険サービス


 日本電気株式会社(以下、NEC)とNECファシリティーズ株式会社は1月31日、NECが提供するPCサーバー「Express 5800シリーズ」や、NAS(Network Attached Storage)製品「iStorage NSシリーズ」を対象に、ウイルス感染によるセキュリティ損害を補償するサービス「Express 5800セキュリティ保険」の販売を開始した。

 新サービスは、企業におけるサーバーセキュリティ全般をサポートする「Express 5800セキュリティソリューション」の一部で、ウイルスなどによるデータ被害などを総合的に補償する「サイバーアタック補償保険」と、企業での個人情報漏えいにおいて発生しうる賠償損害や費用損害を補償する「個人情報漏洩補償保険」の2つから構成される。

 サイバーアタック補償保険の対象は、(1)最新ウイルスやワームによるプログラムやデータの被害が発生した場合の除去費用、(2)なりすましなどの事故により被害が発生した場合のHDDなどの記憶媒体費用、(3)記録されていたソフトウェアやデータなどの復旧作業費用、(4)なりすましなどの事故により発生する喪失利益など休業損害。

 個人情報漏洩補償保険の対象は、(1)内部関係者の悪意のあるデータの持ち出しやオペレーションミスに伴う企業の損害賠償金、(2)外部者の不正アクセスなどによる企業の損害賠償金、(3)上記により発生する、見舞金やおわび広告掲載費用、弁護士相談などの事故対応費用。

 なお、Express 5800セキュリティ保険においては、「Express 5800セキュリティ通報サービス」を導入することなど企業のセキュリティ状況に応じて、保険料が最大40%割引される。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0501/3103.html
 

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( 朝夷 剛士 )
2005/01/31 15:05

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