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マイクロソフト、システム運用管理ソフトの携帯電話用コンソールを無償提供


携帯電話のWebブラウザからMOMへアクセスした際の画面
 マイクロソフト株式会社は1月31日より、Windowsプラットフォーム向けのシステム運用管理ソフト「Microsoft Operations Manager 2005日本語版」(以下、MOM 2005)の追加機能として、携帯電話からイベント・アラートの閲覧や簡易操作を可能にするWebコンソール「Microsoft Operations Manager 2005 Mobile Phone Console(以下、MPC)」の無償ダウンロード提供を開始した。ファイルサイズは656KB。

 MPCは、国内市場向けに独自開発された携帯電話用のWebコンソール。MOM 2005のWebコンソール同様の機能提供を目的としており、アラートやイベントの詳細や解決状態の表示、製品・組織ナレッジ、履歴の確認のほか、新規のアラートが発生した場合には携帯電話へのメール通知も行える。SSL暗号化通信、サーバー認証もサポートする

 ダウンロードファイルをMOMサーバー側で実行することで、MOM 2005にMPC管理コンソールが追加され、携帯電話からは指定のURLにアクセスする形となる。MPC管理コンソールからはアクセス可能な携帯電話のデバイスIDを指定することも可能だ。このため携帯電話の紛失時にアクセスを制限できる。

 マイクロソフトでは、複数台のサーバーを少人数で運用管理している管理者が遠隔地からシステムの状態を把握したい場合や、Management Service Provider(MSP)などで複数顧客のシステムを運用監視している管理者が 24時間体制でアラートの通知、確認が必要なケースなどで活用できるとしている。

 携帯端末のシステム要件としては、10KBのWebサイト表示可能なWebブラウザ、SSLサポート、画面サイズが10×10文字以上となっている。MOM 2005サーバー側では、Windows 2000 Server/Server 2003、IIS 5.0/6.0、.NET Framework 1.1のほか、ASP.NET Mobile Control Device Update 4.0と証明書サービスなどが必要。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2185
  Microsoft Operations Manager 2005 Mobile Phone Console
  http://www.microsoft.com/japan/mom/evaluation/mpc.mspx

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( 岩崎 宰守 )
2005/02/01 11:54

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