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CA、企業内PCやサーバーの一元管理ソリューション

日本語対応を重点的に強化

 コンピュータ・アソシエイツ株式会社(CA)は2月3日、企業内ネットワーク上にあるPCやサーバーなどのITリソースを一元管理するソフトウェア製品群として、「Unicenterシリーズ」5製品を発表した。

 今回発表した製品群により、PCの脆弱性管理や、それを回避するためのパッチ配布など、IT資産全般の管理が可能となる。また、PCの故障などが起こった場合に、代替PCにおけるユーザー設定の再構築が即時に実行できるほか、これを遠隔操作で行うこともできるという。さらに組織や地域など、さまざまな視点からPCの脆弱性を監視・分析して、レポーティングを行うことができる。各製品の概要は以下のとおり。

 (1) WindowsやUNIXのハードウェアを自動検出し、機器名や搭載されたソフトウェアのバージョンなどの情報、各種アプリケーションの利用状況、ライセンス状況などの詳細な情報を定期的に収集し、IT資産の総合的な管理を行う「Unicenter Asset Management r4 SP1 Japanese」(クライアントPC1台あたり8,100円から)。

 (2)クライアントPCに対してのOSやアプリケーションの導入・バージョンアップの自動化や、エンドユーザーが必要に応じて許可されたソフトウェアを選択し導入する機能を提供する「Unicenter Software Delivery r4 SP1 Japanese」(クライアントPC1台あたり8,100円から)。

 (3)Windowsの遠隔操作を可能とし、ファイル転送やヘルプなどを効率化するリモートコントロールソフト「Unicenter Remote Control r6 SP1 Japanese」(クライアントPC1台あたり7,500円から)。

 (4)収集したIT資産の情報を、属性や状態などの側面から分析し、投資判断のための情報を提供するほか、コンプライアンスやITILなどへの準拠状況を管理することができる「Unicenter Asset Intelligence r11 Japanese」(6,250,000円)。

 (5)PCの設定や個々のカスタマイズ環境を自動でバックアップし、PCの復旧作業やリプレース作業の際に設定状況を再現することができる「Unicenter Desktop DNA r11 Japanese」(クライアントPC1台あたり3,300円から)

 出荷開始は(1)~(4)が2月3日より、(5)が2月下旬より。なお(1)~(3)は国内において英語版が発売されており、今回日本語版のリリースとなる。

 同社では、これらIT資産管理ソリューションにより、初年度売上10億円を目指すとしている。また、今後日本市場の戦略強化策として、全製品を日米で同時発表や、英語版のみリリースされている既存製品についても日本語化を積極的に進めるとしている。



URL
  コンピュータ・アソシエイツ株式会社
  http://www.caj.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.caj.co.jp/press/2005/02/itr_mgmt.htm


( 朝夷 剛士 )
2005/02/04 14:49

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