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アプリケーションを仮想化して配信するソフト、ソフトバンクBBが販売開始


 ソフトバンクBB株式会社は、米Softricity Inc.製のアプリケーション管理プラットフォーム「SoftGrid Platform」(以下、SoftGrid)を2月14日から販売開始する。価格は、必要な基本コンポーネント(20クライアント分)をパッケージした「SoftGrid Starter Packs」の場合で、250万円から。

 SoftGridでは、クライアントPC側のアプリケーションは仮想化され必要に応じて配信される。具体的には、アプリケーションはクライアントPCにインストールされず、サーバー側からの配信を受け、OS上の仮想ランタイム環境で実行される仕組み。このシステムでは、OSのレジストリに情報を書き込んだり、システム領域にDLL/INIファイルを加えたりしないため、アプリケーション同士が競合して不具合を起こすことはないという。

 同製品を用いると、管理者は配信するアプリケーションの権限、バージョン、利用状況などを、サーバーで一元管理できるようになる。このため、アプリケーションの配布・回収、ライセンス/バージョン管理などにかかっている手間/コストを大幅に削減可能という。

 また、オフライン時でも使用できる「モバイル機能」を搭載。アプリケーションを100%キャッシュすることで、ネットワークに接続できない環境でもそのアプリケーションを使用できる。オフラインでの利用期間を、管理者が設定することも可能だ。

 さらに配信にあたっては、複数のアプリケーションを組み合わせてパッケージを構築できるため、ODBCドライバなどを組み込んでパッケージ化することも可能なほか、マイクロソフトのTerminal Service、シトリックスのMetaFremeといったターミナルサービスとの連携に対応。アプリケーションのインストール作業、メンテナンス作業の時間を削減できるとのこと。



URL
  ソフトバンクBB株式会社
  http://www.softbankbb.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.softbankbb.co.jp/press/2005/p0214.html


( 石井 一志 )
2005/02/14 12:22

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