日本アイ・ビー・エム株式会社は、PCの遠隔運用サービス「IBMデスクトップ・マネージメント・サービス(以下、DMS)」を3月1日より開始すると発表した。
DMSは、遠隔支援を基本としたPCの運用管理やエンドユーザー支援を提供するサービス。必要な機能だけを選択して利用したり、直接顧客企業まで出向いてサポートを提供するサービスなども用意されている。対象となるPCは、「Designed for Windows XP」のシールが貼られたPCであれば同社製品以外でも利用可能。
DMSは世界規模で連動しているIBMのセンター機能と、顧客先に設置されるオンサイトサーバー、エンドユーザーのPCで稼働するエージェントで構成される。これらを顧客企業の既存ネットワークを利用し、IBMのセンターとインターネットを利用したVPN接続することで、セキュアなサービスを提供する。提供されるサービスは、OSイメージ管理、OSパッチ管理、アプリケーション・プログラム管理、アプリケーション支援およびVHD(Virtual Help Desk)、PC監視、ウイルス対応、Eメール・セキュリティー管理、バックアップ&リカバリー、データ移行、資産管理レポート、パスワード管理、プログラム利用状況報告書。
価格は、管理対象のPCの台数と顧客企業の拠点数、選択したサービス・メニューの数で決まる。1つの拠点のPC100台を対象にすべてのメニューを選択した場合、サーバー設置やシステム設定などの初期費用が298万円、PC1台あたりの管理費用は月額5,500円。また、Eメール・セキュリティー管理のウイルス・フィルタリングのみの場合、初期料金なしで1台当たり月額260円。
■ URL
日本アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/jp/
プレスリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2005/02231
( 福浦 一広 )
2005/02/23 12:03
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