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マーキュリー、ビジネスプロセステストツールの最新版を発表 |
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2月25日に開催されたマーキュリーのプレス・ミーティングにおいて、同社代表取締役のウィルソン タン氏は、「2004年のマーキュリーの売上は過去最高の伸び率を示しており、特にアジア太平洋地域では63％のという非常に急成長している」と述べた。これはインドなどアジア地域において、アウトソーサーがシェアを拡大しているためであるとタン氏は指摘する。
マーキュリーのテストツールである「Mercury Quicktest Professional（以下、Quicktest Professional）」では、アプリケーションの操作をスクリプトとして記録し、そのスクリプトを再生することでテストを自動化する。ところが、ビジネスのプロセスの多くはITによって自動化されるため、アプリケーションのテストもビジネスプロセスに沿って実行しなければならない。しかし業務設計者は必ずしもITに対する知識を持っているわけではないため、テスト技術者に対して、ビジネスプロセスを考慮したテストを作成するように指示しなければならなかった。この方法では、しばしば業務設計者とテスト技術者の間にギャップが発生し、十分なテストが行われないこともあった。 Business Process Testingでは、業務設計者がビジネスプロセスにあわせたテストを直接作成できるようにするツールである。テスト技術者がテストのためのインフラ作成を担当することで、業務設計者はWebベースの直感的でわかりやすいインターフェイスのツールによって、テストを作成していく。Business Process Testingで作成されたテストは、Quicktest Professionalをエンジンとして実行される。業務に精通した設計者が直接テストを作成することで、設計とテストのギャップを埋めることができる。また、アプリケーションへの操作を記録する必要がないため、アプリケーションの完成を待たずにテストを作成できるというメリットもある。マーケティング部の岡崎義明氏は、「ビジネスプロセスが確立し、パッチやソフトウェアの更新が頻繁に発生するERPやCRMのシステムでは、Business Process Testingの導入が特に効果的」と語る。 なお、Business Process Testingのバージョンアップに伴って、Quality Centerを構成する「Mercury TestDirector for Quality Center」「Mercury Quicktest Professional」も機能強化された。そのためQuality Center自体も「Mercury Quality Center 8.2」となった。 価格は、Mercury TestDirector for Quality Center 8.2 日本語版が、480万円（5ユーザー）から。Mercury Business Process Testing 8.2 日本語版が、32万円（1ユーザー）から。Mercury Quicktest Professional 8.2 日本語版が、96万円（1ユーザーシートライセンス）から。 ■ ＵＲＬ マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社 http://www.mercury.com/jp/
（ 北原 静香 ）
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