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キングジム、勤怠管理などソリューションビジネス事業を開始 |
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同社代表取締役社長の宮本彰氏は、「キングジムでは、これまではファイル事業の“キングファイル”、およびラベルライター事業の“テプラ”の2つの商品を展開し、企業の中でも情報活用の現場とのビジネスが中心となっている。こうした現場に目を向けると、部署ごとにIT化のムラが生じていたり、業界・業種別の新ニーズが発生しているなど、われわれにとってビジネスチャンスがあると確信した」ことから、今回新たにソリューションビジネスに進出するきっかけとなったと説明した。同社のソリューションビジネスの基本的な考え方は、既存システムに手を加えるのではなくサポートする形のソリューション。今回発表された製品もこうした基本的な考え方を踏まえたものとなっている。 ■ ICカードを用いた勤怠管理製品「クロックオン」 人事部門の問題解決を目指した製品が、「クロックオン」シリーズ。今回発表されたのは、タイムレコーダータイプの「CL50S」、PC接続タイプの「CL11S」、QR時計タイプの「CLQ1」の3製品。CL50Sは、ICカードを勤怠管理に用いた製品。幅195mm×奥行き120mm×高さ25mmという小型のタイムレコーダー本体に、ICカードリーダーを内蔵。勤怠データはUSBメモリによってエクスポートできる。エクスポートしたデータは、USBメモリを介してPC側で読み込めるため、月次の勤怠管理が手軽に行える。また、CSV形式でデータが保存できるため、給与計算ソフトでの読み込みにも対応している。価格は、本体とICカード10枚、USBメモリなどのセットで12万5000円。5月27日の発売を予定している。 CL11Sは、ICカードリーダーをPC接続タイプとした勤怠管理用の製品。CL50Sと同様にICカードを用いて出退勤を管理できる。主にPC1台ですべての業務をこなす小規模なオフィス向きの製品となっている。価格は、ICカードリーダーとICカード10枚などのセットで、10万5000円。3月22日の発売を予定している。 CLQ1は、QRコードを用いて勤怠管理を行う製品。電波時計を搭載した本体でQRコードを表示、QRコード対応携帯電話で読み取ることで出退勤を管理できる。QRコードの読み取りには、専用のiアプリを用いておこなうため、勤怠データの改ざんの心配もないとしている。主に、人材派遣など、特定の場所に出向いて業務を行う人を対象としている。本体価格は、8000円。ただし、別途、システム開発費などが必要。3月22日の発売を予定している。
■ 発注業務や受付業務を支援する「アシスト」シリーズ 総務部門の問題解決を目指した製品が、「アシスト」シリーズ。今回発表されたのは、「注文アシスト」「来客アシスト」の2製品。注文アシストは、弁当や社内販売など、社内での注文業務の事務処理を支援するシステム。ICカードで個人認証を行った後、画面で注文内容を指定することで、データのとりまとめが行える。総務部門では、集まったデータを元に発注書を作成するだけなので、手作業時にあった注文のミスが解消されるとしている。価格は、専用ソフトとICカードリーダー1台、ICカード10枚のセットで、6万5000円。3月22日の発売を予定している。 来客アシストは、タッチパネル式の内線番号表示システム。名前・部署の両方から検索が行え、人事異動などによる表示内容の編集も手軽に行えるのが特長。価格は、32万円（タッチパネルPCを含む）。4月25日の発売を予定している。
■ QRコードを用いたファイル管理システム「重要文書一元管理」
同社のPCラベルプリンタ「テプラ」で、ファイルのタイトルとQRコードを組み合わせた背表紙用の見出しを印刷。これをPCに接続されたQRコードリーダーで読み取ることで、ファイルごとの閲覧・貸出のチェックをすばやく行える。また、登録されたファイルのデータを活用することで、必要な資料の検索も行える。そのほか、文書の使用頻度なども把握できるため、ファイルの廃棄や配置替えなどを行う際の判断材料にもなるとしている。 価格は、テプラPROが1台、非接触マルチコードリーダー1台などがセットになり、40万円。4月25日の発売を予定している。 ■ ＵＲＬ 株式会社キングジム http://www.kingjim.co.jp/ ニュースリリース http://www.kingjim.co.jp/news/0502/solution.html
（ 福浦 一広 ）
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