日本電気株式会社(以下、NEC)は3月2日、EMCジャパン株式会社(以下、EMC)とベリタスソフトウェア株式会社(以下、ベリタス)からOEMで製品を導入して、アプリケーションデータを効果的に統合・再配合する「情報最適配置ソリューション」を強化すると発表した。
今回NECから提供されるのは、EMC製の「DiskXtender 2000」とベリタス製の「VERITAS Enterprise Vault」。このうちDiskXtender 2000は、業務アプリケーションで利用するファイルデータを、システムごとの運用ポリシーに応じた形へ配置するソフト。使用頻度が低い、もしくは重要度が低下したデータを、アプリケーションからの接続性を維持したままディスクからテープへ自動的に移動させ、ストレージの有効活用を図る。価格は37万円から。
またVERITAS Enterprise Vaultは、メールデータの最適配置を行うソフト。蓄積された個々のユーザーのメールデータから、古いもの、サイズの大きなものなどを安価なストレージに自動配置するため、メールサーバー上のディスク容量を適正に保つことができるという。加えて、メールデータを改ざんできない状態で保存する機能も備える。価格は195万円から。
なおNECでは情報最適配置ソリューション全体で、3年間に250ユーザーへの販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0503/0201.html
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