トラステッドソリューションズ株式会社は3月3日、個人情報保護法に対応したファイルサーバー製品「Trusted Exchange Manager V2(以下、TEM2)」を発表した。出荷開始は3月31日より。
TEM2は、社内や部門のファイルサーバーとして使えるほか、インターネットを利用した会社間での情報の共有や転送が行えるファイルサーバー製品。セキュリティ対策による複雑な操作は一切なく、一般的なWindowsのフォルダを操作する感覚で利用できるのが特長。
TEM2上では、秘密分散法と鍵暗号の組み合わせにより、重要データの秘匿性を確保。サーバーにアップロードしたファイルは、アクセス権の設定によって不正な情報流出を防止できる。また、クライアントPCにダウンロードしたデータも、ファイルの別名保存禁止やコピー禁止、印刷禁止など使用権を設定できるため、情報の二次流出を防ぐことも可能となっている。そのほか、サーバー側でアクセスログをすべて取得することで、ユーザー名やファイル名をキーにして簡単にファイルの流れをトレースすることもできる。
サーバー動作環境OSは、Red Hat Enterprise Linux 3 ES Standard。Windows Server 2003での対応も予定されている。クライアントの動作環境OSは、Windows XP SP1/Windows 2000 SP4。同社では、初年度4億円の販売を目標としている。
■ URL
トラステッドソリューションズ株式会社
http://trusted-solutions.jp/
( 福浦 一広 )
2005/03/03 13:35
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