サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は、Solaris 10に対応した最新開発環境「Sun Studio 10」を3月8日より出荷開始する。価格は、1ユーザーライセンスあたり44万9000円(税別)。従来版からのアップグレードユーザーや他社製品からの乗り換えユーザー向けに、同15万円(税別)のアップグレード価格も用意されている。
Sun Studio 10は、シングルスレッドおよびマルチスレッドのC/C++/Fortranを用いるアプリケーション開発者用ツール。可視性の高いデバッグが可能な共通のデバッガを提供することにより、Javaとネイティブコードの混在するコードにも対処できるという。また、各ツールはすべてNetBeansを基にした統合開発環境内で提供される。
対応OSは、LinuxとSPARC版/x86版のSolarisで、今回の新版から、AMD64プラットフォーム用の64ビットアプリケーション開発を、Solaris上でサポートした。またOpteronプロセッサ用コード生成が改善されたほか、Xeon/AMD両プラットフォームにおいて、最大60%パフォーマンスを向上させたという。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
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( 石井 一志 )
2005/03/08 16:48
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