日本オラクル株式会社は3月14日、Java開発環境の次期バージョンの体験版を公開した。同社の技術者向けサイト「Oracle Technology Network Japan」にて無償ダウンロードできる。
今回公開されたのは、Java統合開発環境の次期バージョンである「Oracle JDeveloper 10g 10.1.3」。および、アプリケーションサーバーの次期バージョン「Oracle Application Server 10g 10.1.3」のJ2EE実行環境である「Oracle Containers for J2EE」と「Oracle Application Server TopLink」。
Oracle JDeveloper 10g 10.1.3は、エンタープライズ向けJavaプログラミング言語の最新版「J2EE 1.4」、および標準のJavaプログラミング言語最新版「J2SE 5.0」への対応が強化されている。また、Javaアプリケーションの画面を開発するための標準フレームワーク「JavaServer Faces」にも対応している。なお、製品版出荷時の予定価格は、1ユーザーあたり130,620円。
Oracle Containers for J2EEは、サーバーシステムで活用されるJavaアプリケーションの実行環境となる機能で、次期バージョンでは、J2EE 1.4への対応とアプリケーションのクラスタリングにおける性能向上、Webサービス対応の強化などが施されている。また、Oracle Application Server TopLinkは、Javaアプリケーションとデータベースとの連携を可能にする機能で、次期バージョンではXMLデータの取り扱いも可能となる。
なお、Oracle Application Server 10g 10.1.3と、Oracle JDeveloper 10g 10.1.3は、今秋以降に発売予定。
■ URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
Oracle Technology Network Japan
http://otn.oracle.co.jp/
( 朝夷 剛士 )
2005/03/14 12:34
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