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NEC、ウイングアークの帳票関連ソフトをWebSAMブランドで提供


 日本電気株式会社(以下、NEC)とウイングアークテクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)は3月28日、帳票関連ソフトの分野で協業すると発表した。これに伴いNECでは、ウイングアークから帳票関連ソフト3種のOEM供給を受けるほか、メインフレーム上の帳票をオープン環境へ移行するツールを発売するなど、帳票関連の施策を強化。マーケティング、サポート活動も共同で展開するという。

 今回、NECがOEM供給を受けるソフトは、帳票設計ソフト「Super Visual Formade」、帳票出力ソフト「Universal Connect/X」、統合プリンタ制御ソフト「Report Director Enterprise」の3製品。NECではこれらを、システム運用管理製品「WebSAM」のラインアップとして3月31日より出荷を開始する。NEC版の税別価格は、それぞれ81万9000円、23万4000円、351万円から。

 また、NEC製メインフレーム「ACOS-4シリーズ」上で作成したオンライン帳票フォーマットをオープン環境へ移行させ、ウイングアークの「Super Visual Formade」で使えるようにする「帳票移行ツール for SVF」を、両社共同で開発した。同製品の出荷は4月6日から開始される予定で、価格は100万円(税別)。

 加えて、WebSAM製品群とウイングアーク製帳票関連ソフトの連係機能も強化し、WebSAMから、それらの帳票関連ソフトの一元的な障害監視をできるようにする。さらに、運用管理者向けに提供されているWebSAMの帳票機能を、ウイングアークの帳票関連ソフトを利用して強化するほか、Report Director EnterpriseをベースにしたNEC独自のプリンタ制御ソフトを開発するとのこと。

 NECではこれらの施策によって、帳票関連ソフト分野で、今後3年間に1000システムの販売を見込んでいる。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  ウイングアークテクノロジーズ株式会社
  http://www.wingarc.com/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0503/2801.html


( 石井 一志 )
2005/03/28 13:53

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