日本テレロジック株式会社は3月31日、同社の要件(要求)管理ソリューションに、新たに分散開発での要件管理をサポートする新製品「Telelogic DOORS XT(以下、DOORS XT)」を発表し、英語版の出荷を開始した。日本語版は5月の出荷を予定している。
日本テレロジックでは、要件管理ツール「DOORS」、構成・変更管理ツール「SYNERGY」、MDA開発を可能にする開発ツール「TAU」という製品群により、要件管理・要件分析・設計・実装・テストといった一連の開発工程を管理するALM(Automated Lifecycle Management)ソリューションを提供している。今回リリースされたDOORS XTは、オフショア開発など分散開発環境において、DOORSによる要件管理を補完するための製品。DOORS XTの導入により、DOORSの要件管理システムは「DOORSサーバー」「Oracleデータベースサーバー」「WebLogicアプリケーションサーバー」の3階層アーキテクチャが実現する。
Oracleデータベースサーバーによって、要件データベースを一元化して管理し、低帯域幅でのアクセスでも高い性能を保持できるという。この要件データベース上で実現するバーチャル・ワークグループによって、開発にかかわるチームのメンバーが、世界中どこにいても簡単に共通の要件データベースにアクセスできるようになる。管理される要件はXMLデータとして、他のアプリケーションとの共有も可能だ。
さらに、WebLogicアプリケーションサーバーによって、クライアントのインストール、およびアップグレードを自動化し管理コストを大幅に削減することも可能となる。
DOORS XT製品はUNICODEに対応した製品である。日本語のユーザーインターフェイスを準備する必要から、英語版と日本語版の出荷時期にはタイムラグがあるが、コアとなる製品のコードは共通となる。そのため、パッチなどは英語版と日本語版で同じものを適用することができる。また、同様に日本テレロジックでは中国語版(簡易、伝統)、韓国語版もリリースする予定である。
DOORS XTの対応プラットフォームはWindows 2000 Server/Advanced Server、およびSolaris 9。クライアントはWindows XP/2000。
■ URL
日本テレロジック株式会社
http://www.telelogic.com/jp/
Telelogic DOORS
http://www.telelogic.com/jp/products/doors/
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( 北原 静香 )
2005/03/31 20:04
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