マイクロソフト株式会社は4月5日、小規模および部門システムに最適化されたリレーショナルデータベース管理システム「Microsoft SQL Server 2000 Workgroup Edition(以下、SQL Server Workgroup Edition)」を発表した。発売は、ボリュームライセンスが5月2日、パッケージが5月13日。
SQL Server Workgroup Editionは、部門レベルのシステムや、小規模システムに最適化されたデータベース管理システム。他エディションと同様に、データベース管理、自己管理・自動化機能、XMLサポート、データ変換サービス機能が用意されている。なお、分析サービス、レポーティングサービス、多次元分析、データマイニングなどの機能は搭載されていない。
部門レベルのシステムや小規模システムなどでは、Accessをデータベースとして利用しているユーザーが多いが、Accessでは、複数ユーザーで共有利用する際、バックアップなどのメンテナンスやパフォーマンスの低下、セキュリティに関する問題などがある。同社では、こうしたAccessユーザーを対象に、SQL Server Workgroup Editionへの移行を勧める考えだ。
ライセンス体系は、サーバーとクライアントアクセスライセンスが付いた「Server & 5 Workgroupクライアントアクセスライセンス(以下、Workgroup CAL)」と、サーバーのCPU数による「プロセッサライセンス」の2種類を用意。価格はオープンだが、推定小売価格はWorkgroup CALが92,200円。期間内の無償バージョンアップ権などが付属するソフトウェアアシュアランス(以下、SA)が2年付いたWorkgroup CALが127,200円。SA2年付きのプロセッサライセンスが646,000円。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2244
( 福浦 一広 )
2005/04/05 13:14
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