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Visual Studio 2005のベータ版ロードマップについて語った、執行役 デベロッパーマーケティング本部 本部長の鈴木協一郎氏
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マイクロソフト株式会社は4月19日、Visual Studio 2005およびSQL Server 2005に関するプレス向けセミナーを開催した。その際、米国時間の4月19日、Visual Studio 2005 Beta2とSQL Server 2005 April Community Technology Previewをリリースしたと発表。さらに、数週間以内にそれぞれの日本語版もリリースすることを明らかにした。
次世代開発プラットフォームのVisual Studio 2005と、第3世代のSQL ServerといわれるSQL Server 2005は、ともに2005年下半期にリリースが予定されている。現在発表されているロードマップによると、ゴールデンウィーク前後に新しい日本語版ベータ(およびテクノロジープレビュー)がリリースされるのに続いて、6月に米国で開催されるTech Edバージョン、さらに8月に日本で開催されるTech Edバージョンのベータが予定されているという。このことから考えて、製品版の出荷時期は2005年下半期のかなり後半になるだろうことがうかがえる。
また、米Microsoftが実施している技術プログラム「Technology Adopion Program」にアジアで唯一参加している名古屋銀行では、次期情報基幹系システムの構築にSQL Server 2005を早期導入することを発表した。名古屋銀行では、既存のUNIXとOracleデータベースによって構成されていたシステムを、SQL Server 2005ベースに移行する予定としており、この移行によって運用コストの大幅削減、個人情報保護法などの法規制対応、顧客分析機能の充実といったメリットが見込めるという。
さらに、マイクロソフトでは、SQL Server 2005、およびVisual Studio 2005の早期技術評価を支援するために、「SQL Server 2005 & Visual Studio 2005 全国縦断トレーニング ツアー」を全国9都市、合計50回以上にわたって無償実施すると発表した。このトレーニングツアーは4種類のトレーニングメニューから構成されており、ITビジネスに関わる企業とエンジニアが、いち早くSQL Server 2005とVisual Studio 2005を習得するための支援となる。このほか、外部企業によるセミナーやトレーニングにも協賛するという。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
ニュースリリース(名古屋銀行の導入)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2264
ニュースリリース(早期導入支援施策)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2263
( 北原 静香 )
2005/04/19 19:10
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