サン・マイクロシステムズ株式会社は4月20日、JavaアプリケーションやWebサービスシステム構築向けアプリケーションサーバーの新バージョン「Sun Java System Application Server 8.1」を発表、同日より販売を開始した。
新製品は、サーバー向けJava技術の最新バージョンであるJ2EE 1.4に完全準拠し、これに対応したシステム構築が可能となる。また、システムの管理・監視機能をはじめ、パフォーマンスやスケーラビリティなどが向上しており、より信頼性や拡張性が求められる大規模なシステムでの運用に向けた機能強化が図られている。
製品は、(1)基本機能が利用できる無償の「プラットフォーム版」、(2)プラットフォーム版に管理機能や負荷分散機能を追加し、複数マシンにまたがるアプリケーションやWebサービスなどによる企業システムでも利用できる「スタンダード版」、(3)スタンダード版にフェイルオーバー機能とリカバリー機能を追加し、ミッションクリティカルな要件にも対応する「エンタープライズ版」の3種類が用意される。また、同社では開発ツールの「NetBeans」、「Sun Java Studio Creator」、「Sun Java Studio Enterprise」およびSolaris OSにバンドルしているプラットフォーム版も順次最新バージョンに切り替えるとしている。
対応OSは、Solaris 8以降、Red Hat Advanced Server 2.1/3.0、Windows 2000 Advanced Server Service Pack 4+/Windows Server 2003(Platform Edition のみ)。
価格はスタンダード版が1CPUあたり48万円(税別)、エンタープライズ版が162万円(税別)。また、無期限で利用できるプラットフォーム版と、90日間の評価ライセンス付きスタンダード版・エンタープライズ版が同社のWebサイトからダウンロードできる。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
プレスリリース
http://jp.sun.com/company/Press/release/2005/0420.html
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( 朝夷 剛士 )
2005/04/20 14:22
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