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日本HP、Javaで構築された業務システムのサポート拡張サービス


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は5月18日、HP-UXで構築された業務システムにおいて、Javaを利用するユーザー向けのサポートを従来より拡張したサービスの提供を開始した。

 今回発表されたのは、JVM(Java仮想マシン)の長期保証や常時電話サポートを中心とした「MC Java サポートソリューション(価格:14万8800円/CPU)」と、システムの障害・問題発生時に個別の解決策を提供する「MC Java クリティカル・サービス・オプション(価格:個別見積)」の2つ。

 MC Java サポートソリューションは、同社が最も安定するものとして特定し、かつISVの認証を受けたJVMのバージョンを対象に、通常のJVMのサポート期間を3年間延長して提供するというもの。バージョンアップが約3カ月単位で頻繁に行われるため長期的なシステム構築が困難だというJVMの問題を解決する。

 また、専任エンジニアによる24時間365日体制の電話サポートや、障害発生時における原因解析や解決策の提供にかかる時間の短縮のために利用するデータやツールを定義し、SLA(Service Level Agreement)に基づくサポートサービスの提供を保証する。

 MC Java クリティカル・サービス・オプションは、障害・問題の発生時に、必要に応じてユーザーごとに個別の解決策(パッチ)を、2週間以内を目標に提供するというもの。従来、バージョンアップによる対応を待たねばならなかった問題を解決する。

 同社では、OSからJVM、ミドルウェアまですべてのレベルのJava環境に対してミッションクリティカルサポートを提供し、保守性や安定性の向上を図る取り組みを継続するとしている。

 なお同日、日本電気株式会社(NEC)も米Hewlett-Packardの協力の下、NEC製品を対象とした同様のサービス「Mission Critical Java プロダクトサポート」を発表している。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  プレスリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-095.html
  プレスリリース(NEC)
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0505/1801.html


( 朝夷 剛士 )
2005/05/18 12:36

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