株式会社T4CとSAPジャパン株式会社は5月23日、SAPのSAP SEM(Strategic Enterprise Management:戦略的企業経営) 4.0を基に、T4Cが連結会計システムを短期間・低コストで実現するテンプレートを開発、同日より提供開始すると発表した。
SAP SEMは、経営管理プロセス全体をひとつの統合されたプラットフォームで提供するCPM(Corporate Performance Management:企業業績管理)ソリューション。主な機能は、1)SAPシステムおよび外部システムからの柔軟なデータ統合機能、2)製品グループ別連結や月次/週次連結などの管理連結要件に容易に対応できる連結会計機能、3)「予算編成」「計画策定」を行うシミュレーション機能、4)「バランススコアカード」「マネジメントコックピット」などによるレポーティング・分析機能、など。
今回提供を開始したテンプレートは、「Consolidation Core Model(コンソリデーション・コア・モデル:以下、CCM)」。T4Cがこれまでに行ってきたSAPアプリケーションの連結会計システムの導入支援の経験とノウハウを元に開発されたもの。CCMは、1)顧客企業に導入要件をヒアリングするための「CCM導入質問表」、2)実機ベースの機能検証と業務適用分析を可能にする「CCM連結会計モデル」、3)TO BE業務プロセスを設計するための参照モデル「CCM業務シナリオ」、の3つで構成される。
また、株式の未公開企業や連結子会社数が10社程度の企業グループ向けに「おまかせパック」も用意されている。これは、SAP SEMを使用した連結会計システムの構築をT4Cに「おまかせ」することにより、最短4カ月、システム構築費用1000万円で提供するというもの。対象は、連結対象10社以下で制度連結システムの整備を検討している企業。
■ URL
株式会社T4C
http://www.t4c.co.jp/
SAPジャパン株式会社
http://www.sap.com/japan/
( 福浦 一広 )
2005/05/23 16:00
|