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JFEシステムズ、IBM製メインフレームに対応した電子帳票システム


 JFEシステムズ株式会社は5月30日、日本IBMのメインフレームに対応する電子帳票システム「Linux for zSeries版FiBridgeII」を、7月より販売開始すると発表した。価格は個別見積もりだが、JFEシステムズでは、1セットあたりの販売額は一千万~数千万円程度になるとしている。

 FiBridge IIは、これまで紙で出力されていた帳票を、電子データに変換して管理する電子帳票システム。日本IBMや富士通、日立、NECなどのホストプリンタからの出力データや、ERP、RDBなどから出力されるデータを変換可能なほか、電子化された後は細かな権限設定による文書管理を行えるという。

 同製品はこれまで、UNIXや、Red Hat Linux、SUSE LINUXなどのLinuxディストリビューションなど、オープン系サーバー環境で動作していたが、顧客より寄せられる「個人情報や機密情報を含む帳票を厳密に管理したい」「必要としている部門へ迅速かつ確実に配布したい」といった要望に応えるため、今回は新たに、IBMのメインフレームにも対応させたとのこと。

 なおLinux for zSeries版FiBridgeIIは、すでに日立工機株式会社への導入が決まっているとのことで、JFEシステムズでは初年度20セットの販売を見込んでいる。



URL
  JFEシステムズ株式会社
  http://www.jfe-systems.com/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.jfe-systems.com/pdf/2005/20050530_fibridge.pdf


( 石井 一志 )
2005/05/30 12:32

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