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日本オラクル、データの視点からシステムを分析する「モデリング・サービス」
日本オラクル株式会社は、ERPの導入を検討中の顧客向けに、現在の顧客システムの状態をより明確にし、的確な方向性を提示する新サービス「モデリング・サービス」を、6月1日より本格展開すると発表した。
日本オラクルによれば、これまでのERPシステム構築は、現状のシステムやデータを解析する前に構築されていたため、機能が漏れたり、追加要件が発生してプロジェクトが長期化したり、といったリスクを抱えていたという。そこでモデリング・サービスでは、現行の業務・システムを、「データの視点」から分析することによって、新システム導入時のリスクを低減できるようにする。
具体的には、従来のようなプログラムソースやデータベース定義書などのドキュメントからではなく、画面や帳票から現行システムのデータや機能の分析を行うことで、業務フロー、論理データモデル図などの成果物を、短期間で作成できるという。
なおモデリング・サービスは、株式会社アイ・ティ・イノベーションの監修で開発されたサービスで、すでに2004年末からパイロット版として実施され、10社以上がサービスを受けているとのことだが、同社では、さらに多くの顧客の要望に応えるため、本格展開を行うことにしたとしている。
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URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
ニュースリリース
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1370
( 石井 一志 )
2005/05/30 17:26
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