サン・マイクロシステムズ株式会社は6月1日、サーバー向け基盤ソフトウェア製品群「Sun Java Enterprise System」に、5種類のスイート製品「Sun Java System Suites」を追加、同日より販売を開始した。また、あわせて「Sun Java Enterprise System」に7種類のコンポーネントを追加し、最新版「Sun Java Enterprise System 2005Q1」として販売を開始した。
Sun Java System Suitesは、Sun Java Enterprise Systemに含まれるコンポーネントの中から、使用目的に合わせて利用可能なコンポーネントに絞って再構成したスイート製品。基幹業務Javaアプリケーション向けスイートの「Sun Java Application Platform Suite」、高可用性システム向けスイートの「Sun Java Availability Suite」、コミュニケーション基盤システム向けスイートの「Sun Java Communications Suite」、アイデンティティ管理システム向けスイートの「Sun Java Identity Management Suite」、セキュアなWebアプリケーション向けスイートの「Sun Java Web Infrastructure Suite」の5つのスイート製品で構成される。
動作環境は、Solaris 8/9/10 on SPARC、Solaris 9/10 on x86、Red Hat Linux WS/AS ES 2.1 U2/3.0 U1。年間利用料方式であるサブスクリプションモデルを採用しており、価格は1従業員あたり年間5,600円(税別)より。
同時に発表されたSun Java Enterprise System 2005Q1は、新たにアイデンティティの統合管理が行える「Sun Java System Identity Manager」および「Sun Java System Directory Server Enterprise Edition」、UML(Unified Modeling Language)モデリング機能などを装備するJavaアプリケーションプログラムの統合開発環境「Sun Java Studio Enterprise」など、7つのコンポーネントが追加されている。対応プラットフォームは、Solaris(SPARC、x86)、Linux。今後、Windows、HP-UXへの対応も予定されている。価格は、1従業員あたり年間19,000円(税別)より。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
プレスリリース
http://jp.sun.com/Press/release/2005/0601.html
( 福浦 一広 )
2005/06/01 17:13
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