日本電気株式会社(NEC)は6月1日、eラーニングシステム新版「CultiivaII Version2.0」を発表した。中小企業から、大企業・官公庁までスケーラブルな対応が可能となり、個人情報保護法施行にともなうセキュリティポリシーや個人情報の取り扱いの社員への周知徹底に向けたニーズなどを背景に、eラーニングソリューション事業を強化する方針。
CultiivaII Version 2.0は、従来モデルの同社社内での利用によるノウハウを基に開発されたeラーニングシステム。新機能として、複数サーバーによる負荷分散型のシステム構成が可能となり、最大で約15万人規模の受講が可能となったほか、部門や組織ごとの分散管理など各種管理機能の強化されている、また、部門単位での小規模利用から大企業までの導入に対応した製品体系が採用される。
さらに全機能がJavaで構築されたことにより、UNIX・Linux・Windowsの各OS、Oracle・SQL Server、PostgreSQLの各データベースに対応。今秋には携帯用アプリケーション開発基盤を利用したモバイルラーニング機能を提供する予定だという。
価格は、1,000人規模のスタンダード版(データベース込)が180万円で、7月1日より出荷開始予定。同社は、今後2年間でパッケージとして300本の販売、ASP形式で100ユーザー(受講者ベースで30万人)への提供を見込む。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0506/0102.html
( 朝夷 剛士 )
2005/06/01 21:33
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