SAPジャパン株式会社は6月9日、同社製品の導入を自動化する設定自動化ツール「SAP Best Practices」を発表した。中堅企業向け業務システムソリューション「mySAP All-in-One」の支援ツールとして提供する。
mySAP All-In-Oneは、同社が大企業向けに提供しているERP「mySAP Business Suite」を中堅企業のニーズに応じた形で提供するもの。業種に応じたテンプレートを用意することで、導入に必要なコストと期間の低減を実現している。
今回発表されたSAP Best Practicesは、mySAP Business Suiteで実現しているコストや期間の低減に加えて、導入プロセスの革新に対応するもの。導入初期段階において多くの労力を必要とする、業務シナリオをシステムに反映させる作業工程を自動化することで、工数の大幅な削減を実現し、顧客満足度の高いシステムを短期に低コストで構築できるとしている。