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沖電気、秘密分散法を用いたバックアップサービス


「eすぷりっとバックアップサービス」概要図
 沖電気工業株式会社は6月21日、バックアップシステム「eすぷりっとバックアップサービス」の販売を開始すると発表した。同サービスは、トラステッドソリューションズ株式会社のTRUSTASサービスをベースに、同社の金融業界でのノウハウを付加したサービスとして提供される。

 eすぷりっとバックアップサービスは、統合的なバックアップシステムから分割されたデータのテープ保管までを一貫して提供するサービス。複数システムのバックアップを統合的に行うシステムの構築、保管が必要なデータの秘密分散法による暗号化、テープへの書き込み、などを行う。

 一次バックアップシステムでデータを収集し、テープ保管が必要なデータはバックアップ専用装置Trustas Archiverにコピーされ、秘密分散法を使った暗号化により2つに分割される。保管に関しては2つに分割されたデータを複製の上、それぞれ2カ所で遠隔地保管することにより、一カ所で災害が発生してもデータを復元できる仕組みになっている。なお、一次バックアップシステムは、ホストからオープンシステム系の業務システムまで幅広く対応するとしている。

 価格は、初期費が848万円(税別)から、月額が80万円(税別)から。同社では、金融業界でのシステム構築の実績を活かして、金融市場やネット関連企業に対し展開するとしている。なお、同社では2年間で12億円の販売を目標としている。



URL
  沖電気工業株式会社
  http://www.oki.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2005/06/z05028.html


( 福浦 一広 )
2005/06/21 13:59

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