住友電工情報システム株式会社は6月28日、類似情報検索エンジンの新製品「QuickSolution バージョン4.1」を7月15日より販売すると発表した。また同製品を組み込んだ企業内検索ポータルシステム「QuickSolution Portalバージョン3.1」も同日よりあわせて販売する。
QuickSolutionは、自然文検索によりドキュメントを高速に全文検索可能な類似情報検索エンジン。大容量データに対しても高速で実現でき、2001年4月の販売開始以来、企業や各種団体の膨大なドキュメントを対象とした検索システム、インターネット上の販売・情報提供サイト内の膨大なコンテンツの検索システムなどで利用されている。
最新版では、1台のPCでテキスト1TB、1億件以上の類似検索を可能とする大容量化と、10GB(1000万件)のテキストであれば0.1秒以下での類似検索を可能とする高速化を実現。これにより、メールログやアクセスログなどの膨大なログデータの高速検索が可能となるため、企業の情報セキュリティ対策分野での活用にも効果があるとしている。
QuickSolution Portalは、検索エンジンにQuickSolutionを組み込んだ企業内検索ポータルシステム。企業内に分散するファイルサーバー、データベースサーバー、グループウェアなどからの高速横断検索を行える。
QuickSolutionの価格は80万円から500万円。QuickSolution Portalの価格は80万円から600万円。同社では、合計で年間2億円の売上を見込んでいる。
■ URL
住友電工情報システム株式会社
http://www.sei-info.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sei-info.co.jp/news/news_qs20050628.html
( 福浦 一広 )
2005/06/28 15:41
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