日本電気株式会社は、システム運用管理ソフト「WebSAMシリーズ」のラインアップに、データセンター向けのシステム運用管理パッケージ「WebSAM DC Suites」を追加し、6月30日より出荷を開始する。また同パッケージの発売にあわせて、既存3製品の機能強化も実施する。
WebSAM DC Suitesは、数千台規模のサーバーの運用管理を行える多段構成の監視機能を備えた製品。単なる監視機能だけでなく、その無停止運用を実現するために、監視機能の正副2系統への冗長化や、監視機能自体の動作監視を行う機能、複数のサーバーへ運用管理ソフトを一括でインストールする統合インストーラ機能など、データセンターでのシステム運用管理に必要な機能一式をパッケージ化している。価格は5300万円(税別)から。
既存製品の強化としては、障害発生時の迅速な復旧処理を可能にするソフト「WebSAM MCOperations」に、WebLogic ServerやSUN Java System Application Serverなどの障害情報・復旧手順に関するナレッジを拡充。同製品を購入して保守契約を締結しているユーザーに、無償で提供するという。