サイボウズ株式会社は、中・大規模向けグループウェア「サイボウズガルーン2」を6月30日に発売する。同社によると、従来の「どんなエンドユーザーでも利用できる機能・操作性」に加え、管理者にもシンプルで簡単に利用できるようにしたという。
サイボウズガルーン2では、管理者向け機能として「ロール設定機能」「ログ管理機能」「管理権限委譲機能」の3つを新たに搭載し、すべてWeb上から利用できる。
ロール(役割)設定機能とは、従来の部署単位の「縦割り」属性に加え、役員や派遣社員など「横割り」の属性によるアクセス権の設定ができるようになった。例えば「営業部の正社員のみ閲覧が可能」といった複雑な設定がWeb上から容易にできるという。
ログ管理機能は、ユーザーのログインやダウンロード、書き込み、システム設定など、さまざまなログを記録し、Web上から詳細の確認が可能。
管理権限委譲機能は、基本システムやスケジュール・掲示板といった各アプリケーションの管理権限をほかのユーザーに委ねることができる。例えば部門内で利用する掲示板の管理者権限を、その部門の上長に与えることができる。
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RSSリーダー機能
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このほか、サイボウズガルーン2システム内で利用する社内メール機能における送付相手の閲覧確認、Webメール機能でのマルチアカウントサポート、RSSリーダー機能の追加など、エンドユーザー向けの機能強化も行われている。
利用環境(Webブラウザ)においては、Internet Explorerのほか、Firefox 1.x、Safari 1.x、Netscape 7が正式サポートされている。なお、ユーザーインターフェイスはサイボウズOfficeに準じたものに変更されている。
価格は新規・追加ライセンスが50ユーザーあたり63万円、サイボウズOffice/AGまたは他社製品からの乗り換えライセンスが44万1000円。
■ URL
サイボウズ株式会社
http://cybozu.co.jp/
プレスリリース
http://cybozu.co.jp/company/news/2005/20050630.html
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( 朝夷 剛士 )
2005/06/30 10:54
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