日本BEAシステムズ株式会社(日本BEA)は、新しい製品シリーズである「BEA AquaLogic」の第1弾として、企業内のデータソースを統合するための「BEA AquaLogic Data Services Platform」を、7月7日より販売開始すると発表した。
Data Services Platformは、企業内にさまざまな形式で存在するデータを統合するための製品で、以前はLiquid Data for WebLogicと呼ばれていたもの。異なったデータソースからなる膨大な情報へアクセスして、その中からユーザーが必要とする情報を収集し、単一のビューで提供する役割を担う。
ユーザーはこれを利用すると、大量のデータをリアルタイムに処理することができ、また必要なものを素早く発見して再利用を行えるという。さらに、統合されたデータビューにアクセスするだけで、複数のデータソースのデータを効率よく利用できることから、コストやシステムの複雑さを低減できるとのこと。
「今日では、アプリケーション開発の70%もの時間が、分散したデータへのアクセス処理に費やされることさえある。そのことから、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいてITシステムの実装においても、データはサービスとして処理すべき優先順位が高い項目の1つだ」(同社)。
対応プラットフォームは、Windows Server 2003/2000 Server、Solaris 8/9、Red Hat Enterprise Linux AS 2.1など。価格は、1CPUあたり758万円からになる。
■ URL
日本BEAシステムズ株式会社
http://www.beasys.co.jp/
プレスリリース
http://www.beasys.co.jp/news/japan/2005/20050706.html
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( 石井 一志 )
2005/07/06 16:32
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