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SFA+を利用した営業の流れ
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株式会社テンアートニは7月20日、中小企業を対象とした営業支援システム「Sales Force Automation+(以下、SFA+)」を発表した。8月1日より販売開始する。
SFA+は、同社の業務アプリケーションパッケージ「TenArtni Enterprise Applications」シリーズの第一弾として提供されるパッケージ製品。営業スタッフ100名前後を対象とした製品となっており、取引先管理、案件管理、営業活動、活動分析など一般的なSFAの機能に加えて、受注・売上などの販売管理も行えるのが特長。また、TenArtni Enterprise Applicationsシリーズの最大の特長でもある“カスタマイズ可能な業務アプリケーション”のコンセプトをSFA+でも実現している。
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SFA+にログインした直後の初期画面
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簡単な条件を設定するだけで、手軽に営業分析が行える
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代表取締役社長の喜多伸夫氏
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同社はLinuxとJavaをコアテクノロジーとして、ソフトウェア・ハードウェアの開発、販売とサポート、システム構築事業を行っている。同社代表取締役社長の喜多伸夫氏は、「Linuxを代表とするオープンソースソフトウェアはサブスクリプション型のビジネスモデルが主流となっている。将来的には、SFA+のオープンソースソフトウェア版を開発し、現在のパッケージ販売からサブスクリプション型にしていきたい」と述べた。SFA+がパッケージとして販売されていることについては、「サブスクリプション型のオープンソースソフトウェアとして提供することを考えていたが、パートナーとの調整がつかなかった」と、売上に対する考え方の違いが大きいためパッケージとして販売したと説明した。
対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 3.0 ES/AS Update4。そのほか、WebSphere Application Server Express V6.0.1.2、DB2 UDB Express V8.1 + FixPak9aが必要。価格は、ランタイムライセンス(ユーザー無制限)が100万円。ソースコード付きが300万円。
今後TenArtni Enterprise Applicationsシリーズの拡充を進める予定で、9月にはSFA+にCRM機能を追加した「SFA+ CRM OptionPack」を、年内にはワークフロー製品の「Data Work Flow+」を提供する予定。同社では、SFA+関連ビジネスで、2007年度に売上3億円、2010年度に売上8億円を目指すとしている。
■ URL
株式会社テンアートニ
http://www.10art-ni.co.jp/
プレスリリース
http://www.10art-ni.co.jp/news/press20050720.html
( 福浦 一広 )
2005/07/20 17:39
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