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NTT IT、PC環境をローミングする「シェアードPC」ソリューション |
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シェアードPCは、自分が普段利用しているクライアントPCの環境を、異なった環境からでもローミングできるようにするソリューション。リモートアクセス環境でも、辞書やソフトウェア、デスクトップといったPC環境を、自席にいるかのように利用できる。 具体的には、1）自席PCの環境を起動イメージとして、あらかじめサーバーにアップロード、2）遠隔地やオフィスの別の場所にあるPCへこのイメージをダウンロード、3）ダウンロードした起動イメージからPCをブート、という手順を踏む。この方式では、画面遷移情報や入力情報だけをやりとりするSBC（サーバーベースコンピューティング）方式のシンクライアントと異なり、PCの処理能力を最大限に利用できることから、マルチメディアアプリケーションが利用しやすい点、動作アプリケーションが多い点などが優れているという。 また、サーバー上のデータやネットワーク上を流れるデータはすべて暗号化されるほか、リモートアクセスしたPCの環境を、ログアウト後に自動で作業前の状態へ戻す仕組みを導入するなど、セキュリティ面に配慮を加えたほか、ICカードを利用することで、複雑な操作を行うことなしに、データのバックアップやダウンロードを行えるようにしている。 価格は、1サーバー、40クライアントの環境で120万円（税別）から。NTT ITでは、教育関係やサテライトオフィス、公共施設などでの利用を見込んでおり、年間20セットの販売を目指す。 ■ ＵＲＬ エヌ・ティ・ティ アイティ株式会社 http://www.ntt-it.co.jp/ ニュースリリース http://www.ntt-it.co.jp/press/2005/050721/050721ssj.html
（ 石井 一志 ）
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