日本オラクル株式会社は7月25日、同社の顧客企業のうち先着50社に対し、意思決定を支援するシステム設計サービス「ビジネスインテリジェンス・エクスプレス(以下、BIエクスプレス)を7月29日より提供開始すると発表した。
BIエクスプレスは、従来より同社が提供してきた意思決定の支援ソリューション「ビジネスインテリジェンス」における経験やシステム構築のノウハウをもとに、「コンセプトアプローチ」とよばれるシステムの設計(モデリング)手法として確立したというもの。
コンセプトアプローチとは、同社のBI担当者が、企業に蓄積された経験やシステム構築のノウハウを、Who、Why、What、When、Where、How、Target、という「5W1H1T」を切り口に、顧客ごとに必要な項目の切り分けと取りまとめを行う手法を指す。
BIエクスプレスでは問題点、課題の洗い出しを行う現状分析のフェーズから始め、目標設定フェーズにて目的と方向性をコンセプトとして定め、コンセプトにあわせた仮説検証サイクルやKPI(重要業績評価指標)を構成する数値項目を決定し、算出モデルを確立。さらにニーズと実現性のマッチングを行い、適用のフェーズではサンプルを作成する。
同社では、BIエクスプレスを利用して得られる現行システムの分析結果により、顧客は企業戦略に必要な情報を効率的に活用することが可能になりるとしている。
■ URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
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( 朝夷 剛士 )
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