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アドビ、バーコードを使って再入力業務を軽減するPDFフォームソリューション


 アドビシステムズ株式会社は7月28日、2次元バーコードを活用したPDFフォームソリューション「Adobe LiveCycle Barcoded Forms」を発表した。また同日、千葉県浦安市で市民からの自転車駐輪場の利用申請にBarcoded Formsが採用されたことも発表した。

 Barcoded Formsは、大量の紙フォームのデータ処理業務を自動化するソリューション。Barcoded Formsで作成したPDFフォームに情報を入力すると、自動的に入力情報を2次元バーコードに生成する。これにより、印刷結果をバーコードリーダーで読み取ることで、入力された情報をデータとして取り出すことが可能。各種申請書など署名や押印を必要とする紙の書類のデータ処理に効果的なソリューションとなっている。

 Barcoded Formsで作成されるPDFフォームは、Adobe Reader 7.0に対応。バーコードはPDF417(Portable Data File 417)形式で、XMLやCSVなどのデータ形式で抽出可能。


従来の紙の書類では記入された情報の再入力業務が発生していたが、Barcoded Formsを用いることで、入力された情報をバーコードを通してデータで抽出することが可能 Barcoded Formsで作成されたPDFフォーム。入力内容が右上の2次元バーコードに反映。印刷したあともこのバーコードを読み取ることで、入力データを抽出できる


URL
  アドビシステムズ株式会社
  http://www.adobe.co.jp/
  製品ページ
  http://www.adobe.co.jp/products/server/barcodedpaperforms/


( 福浦 一広 )
2005/07/28 11:25

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