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マイクロソフト、PDAなどの最新OS「Windows Mobile 5.0」を提供開始 |
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マイクロソフト株式会社は8月23日、Pocket PCなどのモバイルデバイス向けOSの最新版「Microsoft Windows Mobile 5.0 日本語版（以下、Windows Mobile 5.0）」を、ハードウェアベンダー向けに提供開始すると発表した。 Windows Mobile 5.0は、前バージョンよりOfficeやマルチメディアアプリケーション機能向上が図られているほか、対応ハードウェア・インターフェイスの強化、および企業向け管理機能などが新たに搭載される。 Officeアプリケーションは、Excel Mobileでグラフの作成ができるようになったほか、Word Mobileにおいて画像を含む文章の表示に対応、PowerPoint Mobileを新たに搭載することで外出先でのプレゼンテーションファイルの確認などが可能となっている。また、Windows Media Player 10 Mobileを搭載し、さまざまなマルチメディア機能が拡張されている。 また今年中に、企業向けの機能として「Messaging and Security Feature Pack for Windows Mobile 5.0（以下、MSFP）」の提供を開始し、Windows Mobile 5.0に標準搭載する予定だという。MSFPは、搭載デバイスとExchange Server 2003 with Service Pack 2とを組み合わせることで、メールやスケジュールなどのデータをExchange Serverと直接同期することや、Exchange Serverのグローバルアドレス一覧の参照が可能となる。さらにセキュリティポリシーの適用やデバイス中にあるデータのリモート操作など、管理者によるデバイスの集中管理が可能となる。 ハードウェアにおいては、不揮発性メモリに対応し、デバイスのバッテリーが切れて一定時間経過してもデータや設定を保存することが可能となる。また、HDDやUSB 2.0に対応し、デバイスの保存領域の大容量化や転送速度の向上が見込める。さらに、入力インターフェイスにおいてソフトキーの搭載やランドスケープ表示、QWERTYキーボードなどに対応し、従来以上に多彩な機能のハードウェア設計が可能となる。 対応デバイスは、日本HPの「HP iPAQ hx2000シリーズ」においてWindows Mobile 5.0へのアップグレードサービスが秋より開始される予定。このほかのWindows Mobile 5.0搭載製品も随時リリースされる予定だという。 ■ ＵＲＬ マイクロソフト株式会社 http://www.microsoft.com/japan/ プレスリリース http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2373 ■ 関連記事 ・ 日本HP、セキュリティ機能を標準装備したビジネス向けPDA（2005/07/01） ・ 日本HP、指紋認証機能搭載のPocket PC「iPAQ」（2005/01/13）
（ 朝夷 剛士 ）
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