日本電気株式会社(以下、NEC)は9月1日、企業グループ内のアイデンティティ情報を一元管理する「統合アイデンティティ管理ソリューション」を強化し、同日より提供を開始すると発表した。同ソリューションはサン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)のプロビジョニングソフト「Sun Java System Identity Manager」やアクセス管理ソフト「Sun Java System Access Manager」を用いたもので、4月に締結したサンとの戦略的提携を受けて提供されるという。
具体的には、Sun Java System Identity Managerを活用して、企業グループ内に数多く存在するシステム間で、アイデンティティ情報の一元管理を実現するための「プロビジョニング基盤」を構築する。このサービスを利用すると、各システム内でのアイデンティティ情報が標準化されるため、同情報の個別メンテナンスを各システムで行うことなく、共通的に利用可能になるとのこと。
また、Webシステムのアクセス管理などを行えるNECのソフト「SECUREMASTER」やSun Java System Access Managerを利用した、シングルサインオン(SSO)認証基盤の構築サービスも提供する。SSO環境の整備によって、セキュリティレベルの高い運用と社員の利便性が向上するほか、ICカードを活用したよりセキュリティの高い認証方式へも簡単に移行できるようになることから、段階的なセキュリティ強化も行えるとしている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
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( 石井 一志 )
2005/09/01 12:01
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