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パフォーマンスやセキュリティを強化した「Oracle Database 10g R2」、9月7日より順次出荷開始


 日本オラクル株式会社は9月1日、データベース製品の新版「Oracle Database 10g Release 2」(以下、Oracle DB 10g R2)の提供スケジュールを発表した。

 それによると、まず9月7日のLinux(x86-32ビット)版を皮切りに、10月18日にSolaris(SPARC)版やHP-UX(PA-RISC 64ビット)版、AIX5L Based Systems版が出荷開始となる。続いて、11月1日にWindows(32ビット)版が、x86-64ビット、Itaniumの両Linux版やIBM Power Based Linux版が12月6日より出荷開始となる見込みで、これら以外のプラットフォームに対応した製品も、順次登場してくる予定という。

 なおOracle DB 10g R2では、新しいソート技術によってソート処理のパフォーマンスが改善されるほか、Oracle Real Applications Clusters(RAC)のロードバランシング機能の改良、Oracle Data Guardにおける自動フェイルオーバー機能の搭載やパフォーマンス向上などが実施されている。

 また、自己診断機能のパフォーマンス向上と機能強化が行われたことに加え、同時期に出荷開始が予定されている管理ツール「Oracle Enterprise Manager 10g Release 2」により、プロビジョニング機能やソフトウェア管理機能も向上するとのこと。

 一方セキュリティ面では、アプリケーションから透過的にデータの暗号化を行えるようにする新機能「Transparent Data Encryption」、ユーザー名とパスワードをWalletに格納する機能などを搭載している。

 プロセッサライセンス(1プロセッサあたり)の価格は、Oracle Database Enterprise Editionが525万円より、Oracle Database Standard Editionが196万8750円より、Oracle Standard Edition Oneが65万5620円より。



URL
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1438


( 石井 一志 )
2005/09/01 12:46

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