アイエニウェア・ソリューションズ株式会社は9月12日、人間の話し言葉や文脈を解釈できるAPIを構築するミドルウェア・プラットフォーム「Answers Anywhere 4.0」を発表、同日より出荷開始した。国内では初投入となる。
Answers Anywhere 4.0は、携帯電話やPC、PDAなどの端末において、ユーザーの言葉によって必要な機能にアクセスしたり、クエリーに対する適切な情報を得ることを可能とするアプリケーションを構築するミドルウェア。既存のコンテンツと新規に構築するアプリケーションを短期間で統合し、ユーザーインターフェイスを強化するという。
自然言語の解釈のほか、ユーザー側の入力情報やアクションから、そのユーザーが求めていると予測される情報をアプリケーションが理解できるというコンテクスト・エンジンが搭載されている。例えば、営業向けのアプリケーション上で「取引先」について訊ねた場合、その相手に関する実績や顧客情報などの情報タブを自動的に表示させることができる。
また、ユーザーが求めている情報を絞り込むヒントを提供することもできる。例えば、取引先の連絡先を検索すると、そこまでの道順や会社情報、具体的なミーティング場所に関するフォローアップ検索を提示する。
プラットフォームは、Windows、Linux、UNIXなど主要なOSに対応。入出力インターフェイスは音声、電子メール、Web、SMS/MMS、IM(Instant Message)、WAP、i-modeなどに対応する。
価格は、SDKが150万円から、配布ライセンスはシートあたり1万5000円からとなっており、通信事業者などに対しては、利用に応じて一定の料金を徴収するモデルも用意する。
■ URL
アイエニウェア・ソリューションズ株式会社
http://www.ianywhere.jp/
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