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アプリケーションサーバーのボトルネックを解析する診断サービス「SiGN」 |
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SiGNは、アプリケーションサーバーに対するパフォーマンス改善を提供するもので、「SiGN for Application/J2EE」「SiGN for Database/Oracle」「SiGN for AppDB」の3つの診断サービスにより構成されている。 「SiGN for Application/J2EE」は、アプリケーションサーバーのパフォーマンスに影響を及ぼしているボトルネックを解析、報告するサービス。ベリタスのAPM（アプリケーションパフォーマンス管理）製品「VERITAS i3」のひとつである「VERITAS Indepth for J2EE」を利用して行われる。価格は90万円（税別）。 「SiGN for Database/Oracle」は、アプリケーションサーバーと連携するデータベースサーバーのボトルネックを解析、報告するサービス。インサイトテクノロジーのOracle向け運用管理ツール「Performance Insight」を利用して行われる。価格は90万円（税別）。 「SiGN for AppDB」は、アプリケーションとデータベースの両サーバーを同時に診断することで、システム全体のパフォーマンス改善を提案するサービス。VERITAS Indepth for J2EEとPerformance Insightを利用して行われる。価格は150万円（税別）。 各サービスとも、診断対象システムにログを収集するツールをインストールし、そのログを解析して診断書を作成し、オンサイトで報告する内容となっている。「1週間程度で分析は終了する」（ITX-EGネットワークソリューション部シニアマネージャーの増山芳治氏）と、短期間で問題点の洗い出しが可能なのが特長。 なお、診断サービスで提供される診断書は、インサイトテクノロジーのノウハウを元に、インサイトテクノロジーとベリタスが共同で開発したもので、既存のシステムのどこをどう改善すればよいかが一目でわかるものとなっている。診断書について、インサイトテクノロジー コンサルティング事業部 部長の荒谷聡氏は、「これまでの診断書はデータベースどまりだった。今回ベリタスと組んだことで、アプリケーション分野を含めより的確な診断が行えるようになった」と、両社共同で作成した成果を強調した。 ベリタス顧問の伴野満利氏は、「日本ではAPMという考え方がまだ知られていない」と述べ、「APMのソリューション事業分野を新たに確立し活性化することを目的として、今回3社合同でソリューションを提供することになった」と、SiGNの提供にいたる経緯を紹介した。APMは、情報システムの応答時間の遅延によって企業経営へ悪影響が起こらないようにするために事前に防止するための管理手法。航空会社の予約搭乗システムの応答速度の低下により便が欠航したり、証券取引所の売買システムが処理能力オーバーを起こしたことにより新規上場の登録凍結が起こったりといった問題がおきているが、APMはこうした問題を事前に防ぐために用いられる。 ITX-EGでは、月あたり5～10社への提供を目標としている。
■ ＵＲＬ ITX イー・グローバレッジ株式会社 http://www.e-globaledge.com/ 株式会社インサイトテクノロジー http://www.insight-tec.com/ ベリタスソフトウェア株式会社 シマンテックコーポレーション http://www.veritas.com/ja/JP/ プレスリリース http://www.e-globaledge.com/whats/2005/20050920.html
（ 福浦 一広 ）
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