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日本全国IT導入事例分析可視化システム
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早稲田大学大学院理工学研究科 村岡洋一教授研究室と株式会社早稲田情報技術研究所は9月21日、全国のIT導入事例をビジュアルに分析する「日本全国IT導入事例分析可視化システム」を開発、公開したと発表した。同システムは、情報処理振興事業協会(IPA)が実施した「2004年度第2回未踏事業」の研究成果となるもの。
日本全国IT導入事例分析可視化システムは、日本のIT投資の実態を、Webに掲載されているIT導入事例から分析することを目指したもの。年次別、企業規模別、業種別、地域別などさまざまな角度から、IT投資がどのように行われているか、また推移しているかを、2次元上に可視化し、シミュレートすることができる。同システムは、ロボット型検索エンジン、Web巡回技術、事例情報収集技術、適切なキーワードを取得する技術、それらを2次元上での可視化(バーチャルリアリティー化)する技術などを組み合わせることで実現している。事例は毎週ロボットにより収集しており、9月21日現在で2721件が収集されている。
同システムを利用することで、「競合となる事例を探す」「IT業界の流行を発見する」「技術の動向を見る」「他社の動向を見る」「システム導入判断の材料となる」といったことを知ることができ、企業にとって適切なIT投資の時期や分野などの判断を効率的に行うことができるとしている。
■ URL
早稲田大学大学院理工学研究科 村岡洋一教授研究室
http://www.muraoka.info.waseda.ac.jp/
株式会社早稲田情報技術研究所
http://www.w-it.jp/
日本全国IT導入事例分析可視化システム
http://jirei.muraoka.info.waseda.ac.jp/
( 福浦 一広 )
2005/09/22 12:34
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