米Symantecは9月27日(米国時間)、データバックアップシステムの最新版「Symantec Backup Exec 10d for Windows Servers(以下、Backup Exec 10d)」を発表した。バックアップ先を基本的にHDDとし、データの追加や変更があった際に即座にバックアップを行うCDP(Continuous Data Protection)の実現に向けた製品となる。
Backup Exec 10dの機能は、バックアップ先がダイナミックな変更が可能なディスクであることを前提としており、同社では「Disk to Disk」、あるいはその先のバックアップメディアとしてテープドライブを利用する「Disk to Disk to Tape」構成を勧める方針だ。ブルーム氏は「Backup Exec 10dは(米国のテレビ録画システムである)Tivoのような利便性を提供する」と語った。Tivoはユーザーの好みに沿った条件に合うテレビ番組をあらかじめHDDに録画しておき、後で好きなときに見ることができるシステム。ユーザーが番組を指定しなくても、必要な(ユーザー好みの)番組を自動録画するように、Backup Exec 10dもディスクベースで必要なデータを自動的に記録するということだ。