エンタープライズ市場向けには、従来から展開している「Exchange 5.5アップグレード」「Notesマイグレーション」に加えて、新たにCore CALキャンペーンを展開すると発表。Core CALは、Windows Server、Exchange Server、SharePoint Portal Server、System Management Serverといったインフラ製品にアクセスできるCAL(クライアントアクセスライセンス)。今回、このCore CALにLive Communications ServerのCALを組み合わせた「Core CAL with Microsoft Office Live Communications Server CAL」のディスカウントキャンペーンを実施する。また、RMS CALのライセンス&SA(ソフトウェアアシュアランス)をSAのみの価格で購入できる「Core CALユーザー向けWindows Rights Management Services CALキャンペーン」も実施する。前者のキャンペーンは11月1日から2006年6月30日まで、後者のキャンペーンは10月1日から6月30日まで。そのほか、ISA Serverを搭載したアプライアンスのキャンペーンも実施する。
中堅企業市場向けには、「Windows中堅企業向けインフラサーバー」を提供する。これは、Windows Server 2003 Standard Edition(3ライセンス)、Exchange Server 2003 Standard Edition(1ライセンス)とそれぞれのCAL50ライセンスに、MOM 2005 Workgroup Edition(1ライセンス)を組み合わせたもの。「3月に提供を開始したスマート情報保護パックにMOMが加わった製品になる。今回提供されるMOM Workgroup Editionは、このパッケージでのみ提供されるもの」(五十嵐氏)と、中堅企業向けに最適化されたパッケージであると強調した。推定小売価格は123万円(Open Businessにてライセンスのみ購入の場合)。
ホスティングサービスを提供しているNTTコミュニケーションズ株式会社ITMS事業部ホスティングサービス部の岸本慎吾氏は、「メールホスティングのニーズは、アジア太平洋地域で今後3年間に76%の成長が予測されている」と、アウトソース市場はこれから成長すると説明。「メールホスティングでは、現在1社1万アカウントのサービスを提供している。今回新たにExchange Serverをベースとしたメールサービス「EHS for Exchange 2003」の提供を開始する」と新サービスを発表した。