サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は、同社のソフト製品を利用するユーザーのシステム環境を、同社のエンジニアが直接保守する「サン・ソリューション・サポート・サービス」の提供を、10月5日より開始すると発表した。
サン・ソリューション・サポート・サービスでは、SolarisやSun Java System、J2EE/J2SEなどのいずれかを利用していれば、アプリケーションが動作しているプラットフォームを問わないほか、ユーザーが独自に開発したシステムを含めてサポートを提供する。
実際のサービスは、既存システムのアセスメントを行う「Sun Solution Support Assessment」、実際の問題解決を行う「Sun Solution Support Engineering Services」から構成されている。このうちAssessmentは、ユーザーシステムのアーキテクチャが適切かどうか、ソフトがどのような稼働状況なのか、統合利用されている製品群が相互にどう依存しているのか、などをサンのエンジニアがアセスメントするもの。システムの保守性や可用性を向上させるための技術的なアドバイスが提供できるという。
一方のEngineering Servicesは、予防的なアドバイスや問題解決作業を、サンの上級エンジニアが直接行うサービス。同サービスでは、問題の重要度によって対応時間を保証しており、クリティカルな障害に対するもっとも深刻な「レベル1」では、2営業時間のイニシャルレスポンスと最大7営業日のアクションプランが保証される。
また、重要障害や複雑な障害の発生時には、担当エンジニアによるオンサイトサポートが提供され、問題の分析や米本社の開発グループへの迅速な上申を行うことによって、問題の早期解決を図るとしている。
担当エンジニアによる設定、電話/Webを利用した技術サポート、オンサイトサポート、カスタムソリューションに対するパッチ提供などを含む、サン・ソリューション・サポート・サービスの基本価格は、2500万円/年より。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
( 石井 一志 )
2005/10/05 12:53
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