ヴイエムウェア株式会社は10月18日、仮想サーバーソフトウェアの最新版「VMware ESX Server 3」、仮想環境の管理ツール「VMware VirtualCenter 2」を発表した。同社では、パートナー各社とこれら製品をベースとした包括的な管理テクノロジの提供準備を進めているとしている。
VMware ESX Serverは、x86ベースのシステム向け仮想サーバーソフトウェア。最新版では、最新のデュアルコアプロセッサをサポート。また、NASやiSCSIなどのネットワークストレージの利用も可能となった。そのほか、仮想マシンのメモリ制限の緩和、4Way Virtual SMPのサポートにより、メモリやプロセッサへの負荷が大きいサーバーアプリケーションにも対応している。
VirtualCenterは、ESX Serverで構築した仮想サーバーの一元管理を行うソフトウェア。最新版では、数百台のホストと数千台の仮想マシンなどの大規模環境も管理可能となっている。また、使用状況のレポート機能やセキュリティ機能も拡充された。
価格は、オープンプライス。両製品とも現在ベータテスト中とのことで、出荷開始は2006年第1四半期を予定している。
■ URL
ヴイエムウェア株式会社
http://www.vmware.com/jp/
( 福浦 一広 )
2005/10/18 12:36
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