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Windows環境との親和性を高めた新デスクトップLinux「Turbolinux Fuji」
Turbolinux FUJIの画面イメージ
ターボリナックス株式会社は10月20日、Windowsとの互換性を高めたデスクトップLinuxの新版「Turbolinux FUJI (version 11)」を発表した。11月25日より販売を開始する。
Turbolinux FUJIは、「Turbolinux 10 Desktop」の後継にあたるデスクトップLinux。Kernel 2.6.13をベースとし、日本語環境向けに、統合オフィスソフト「StarSuite 8」や第3/第4水準のゴシック体や明朝体を含む「リコーTrueTypeフォント」、日本語入力ソフト「ATOK for Linux」などを採用している。
また、ターボリナックスが日本での独占販売権を持つWindows互換ミドルウェア「David」も標準で提供される。これは、Turbolinux上でMicrosoft OfficeなどのWindowsアプリケーションを動作させるためのソフトで、同社ではこの製品に関して「既存クライアント環境をLinuxへ置き換えるもっとも現実的な解であり、これにより企業への導入に弾みがつくものと期待している」とコメントした。
さらにTurbolinux FUJIでは、露Kasperskyのエンジンを搭載したウイルス対策ソフト「Turboアンチウィルス」、暗号化フォルダ機能の実装、Active DirectoryにおけるLinux PCの認証管理機能、高速デスクトップ検索「Turboサーチ」、セキュリティパッチなどの自動アップデート機能なども採用されている。
ラインアップには、通常版の「Turbolinux FUJI」と、StarSuite 8、フォント、ATOK、Davidなどの付加機能を省いた「Turbolinux FUJI Basic」が用意された。価格はそれぞれ、1万6800円(税別)、5800円(同)。
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URL
ターボリナックス株式会社
http://www.turbolinux.co.jp/
ニュースリリース
http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20050920033408&mode=syosai
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