ノベル株式会社は10月26日、Linuxの一元管理ソフト「Novell ZENWorks 7 Linux Management」を発表した。同日より販売を開始する。
ZENWorks Linux Managementは、SUSE LinuxおよびRed Hat Linuxの管理に対応したアプリケーションやパッチの一元管理などが行えるソフトウェア。最新版では、ポリシーベースの管理機能などを新たに追加した。
新機能では、Linux環境のインベントリ情報を自動的に収集・管理する資産管理機能を追加。また、各Linux環境のOS/アプリケーション/設定/データをイメージファイル化する機能も用意されており、インストール時や障害復旧時に利用可能となっている。そのほか、httpsプロトコルを使ったセキュアなリモートコントロール機能や、デスクトップLinuxのGUIやアプリケーションの構成などをポリシーで制御する機能が用意されている。
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インベントリ管理画面。BIOSなどの詳細な情報も取得可能
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ポリシーの設定画面
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マーケティング本部プロダクトプランニンググループ プロダクトマーケティングマネージャの古井洋司氏
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同社マーケティング本部プロダクトプランニンググループ プロダクトマーケティングマネージャの古井洋司氏は、「Linux導入企業の約8割は内部で管理を行っており、パッチ管理は通常の作業で大きなウエイトを占めている。SUSE Linuxの場合、今年だけで131個のパッチがリリースされており、これを複数台のLinuxサーバーに適用する作業は膨大になる」と述べ、一元管理の必要性を強調した。最新版について、「資産管理機能を新たに追加したことで、Linux環境のライフサイクル全体を一元管理できるようになった」と説明する。
対応OSは、SUSE Linux Enterprise Server 9。管理対象OSは、SUSE Linux Enterprise Server 9/SUSE Open Enterprise Server/SUSE Linux Professional 9.3/Novell Linux Desktop、Red Hat Enterprise Linux 3/4 AS/ES/WS。価格はオープンプライスで、市場推定価格は、管理対象サーバー1台につき19,000円。
■ URL
ノベル株式会社
http://www.novell.co.jp/
プレスリリース
http://www.novell.co.jp/pressrel/2005/20051026_1.html
( 福浦 一広 )
2005/10/26 17:02
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