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オラクル、他社製品まで管理可能なシステム統合管理ツールの最新版 |
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今回の製品では、サポート範囲をオラクル製品以外にも広げており、運用管理の自動化をさらに強化しているのが特徴。 日本オラクルのシステム事業推進本部本部長・三澤智光執行役員は、「3tierのシステムにおける最大の問題点は、アプリケーションサーバーとデータベースのシステム監視が分断されている点。今回の新製品では、アプリケーションサーバーとデータベースをひとつのミドルウェアとして見立て、その上でアプリケーションプログラムを監視できる唯一の監視ツールといえるもの。また、原因を突き止め、その対処方法を自動的に提示するため、その場ですぐにFIXできるといった機能も大きな特徴のひとつ。さらに、アプリケーションプログラムまで監視できる特徴を生かして、コンプライアンス＆セキュリティまで網羅できる唯一のツールだといえる」と、新製品の特徴を示した。 新製品では、データベース管理機能を中心に、アプリケーション、サービス、インフラの各コンポーネントに関する管理のほか、サービスレベル管理、プロビジョニング、セキュリティ管理などにも対応。サービス品質を向上させ、IT管理のコスト軽減につながるとしている。 POP、IMAP、SMTP、LDAP、FTP、SOAPやカスタムスクリプトなど、20以上の新たなアプリケーションプロトコルをサポート。Webアプリケーションだけでなく、メールサービスなどの多様なアプリケーションやサービスの可用性、パフォーマンスを監視できるようになった。 さらに、セキュリティレベルの管理を強化するために、データベースで60以上、ミドルウェアで25以上のチェック項目を新たに追加。全体では100以上ものチェック項目を追加しているという。
「プラグイン機能を用意したことで、柔軟な対応が可能になり、オラクルから提供する追加プラグインのほか、サードパーティによるパートナービルド型の追加プラグインも提供されることになる」（日本オラクルシステム事業推進部営業推進部・山本哲也氏）という。 Citrix Serverへの対応は、パートナービルド方式での対応になる予定。 同社では、他社製品にまでサポート範囲を広げた要因として、「ひとつは顧客ニーズによるもの。アプリケーションサーバーはオラクル以外を利用しているといったユーザーや、他社製品まで統一したビューで管理したいといったニーズが高まっていた。もうひとつの理由は、オラクルの事情によるもの。当社では、データセンターソリューションを提供しているが、これを運用するオラクルデータセンターにさまざまなハード、ソフトが導入されており、これを効率的に管理したいという要求が社内からあがっていた。こうした社内外の要求に対応したもの」（山本氏）としている。 オラクルでは、Network Appliance Filer、F5 Network BIG-IP Load Balancersなどを社内導入しており、これら製品の管理機能を標準搭載したのは、そうした社内的な事情もあるといえよう。 また、ここにきて、オラクルでは買収戦略を加速しており、それに伴い、製品の幅が広がっている。そうした製品群に対して柔軟に対応するといった狙いも、今回の他社製品へのサポート戦略も見逃せないだろう。 価格は、Configuration Management Pack for Non-Oracle Systemsが1プロセッサあたり39万3750円など。 ■ ＵＲＬ 日本オラクル株式会社 http://www.oracle.co.jp/
（ 大河原 克行 ）
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