株式会社インターコムは12月21日、PCのHDDを監視して定期的に状態の診断や故障発生を予測するユーティリティソフト「SmartHDD Pro ハードディスク診断(以下、SmartHDD Pro)」を発売した。
SmartHDD Proは、「S.M.A.R.T.」に対応するHDDを対象に、状況に関する情報を定期的に取得してHDDの状態を画面表示したり、分析して障害の発生を予測する。S.M.A.R.T.とは「Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology」の略で、HDDの自己診断・報告技術を指し、故障が予見された場合にPCに警告通知を行うもの。
収集する情報は、読み込みエラーの発生率、ディスク回転の再試行回数、温度などで、故障の前兆となる値が出た場合、ユーザーらにメッセージやメールなどで通知する。故障前にデータのバックアップやHDD交換などの対策をとることで重要データの損失といったトラブルを回避できる。
また、属性ごとに採取した値とそれらの許容範囲(しきい値)を比較しやすいようにグラフと数値で表示したり、特に劣化が進んでいる属性については、故障発生日までの「故障予測シミュレーション」を行ってその推移をグラフ表示し、視覚的に故障日を予測することができる。さらにWindowsやネットワーク、デバイスなどリソース情報の収集・出力も合わせて行える。
対応OSは、Windows XP Professional、Home Edition / Windows 2000 Professional (SP4以上)/ Windows Me / Windows 98 SE。HDDは、S.M.A.R.T.対応の内蔵 IDE/Serial ATA HDD、およびIOデータ製外付けHDDの一部。
販売方法はダウンロード(3,990円)のほか、企業向けライセンスパック(35,910円/10ライセンス)が用意される。
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HDD診断メイン画面
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HDD診断・故障予測シミュレーション画面
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■ URL
株式会社インターコム
http://www.intercom.co.jp/
プレスリリース
http://www.intercom.co.jp/news/release/051221_smarthdd.html
( 朝夷 剛士 )
2005/12/21 13:23
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